動物の殺処分と私達

昨日は、県獣医師会も後援しています
「動物愛護かがわいのちを考えるシンポジウム」に参加させて頂きました。
いのち

大変感銘を受けたのが以下です。
「日本では年間17万頭の殺処分がされる。1日400頭というペース。」
「これは動物が好きとか嫌いとかいう問題でない。」
「これらの動物は人間の身勝手で生じ、そして殺されている。」
「つまり人間のモラルの問題である。」

言葉になりませんね。
まったくもってその通りです。

ここでは多くは述べませんが事実を知って下さい。
香川県でも平成24年度は4300頭が保健所に収容され、うち95%が殺処分。
飼主により持ち込まれた動物が5%、残りは飼主不明。
生後90日未満の仔犬・仔猫は掲示・譲渡対象になることなく殺処分。
香川県でも保健所にくる犬猫の約50%が90日未満。

書いていてとても暗い気分になりました。
じゃあ何が私たちにできるのか、する必要があるのか。
箇条書きで失礼します。

・まずこの事実をなるべく多くの人が知る、考える
・犬や猫の飼主は迷子札を確実に首輪などに付ける
・野良犬、野良猫を餌付けしない
・餌付けするなら、飼主の責任を果たす
・首輪は指2本入るキツさで大丈夫。動物は苦しくない
・猫は室内で飼う。難しいなら、せめて避妊去勢はする
・迷子になったらすぐに保健所、警察に連絡する
・犬や猫を飼う前はしっかり家族会議を行う
・犬や猫はペットショップで買うだけが全てではないことを知る
・実はある程度成長した動物の方が性格が分かり飼いやすいことも多いので、譲渡などをうまく利用する
・命ある物を飼うという事は、御飯も食べ、病気もするので当然お金がかかる事を理解する
・上記の事を知っている人は、周りに人に教えてあげる
・・・・・
など考えれば切りがないかもしれません。

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